池田信夫 blog - RSS Feed

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日本人には「希望を捨てる勇気」が必要だ

自民党総裁選の経済政策をめぐる論争は低調だ。高市氏はアベノミクスの延長上だから論じるまでもないが、岸田氏が「株主資本主義の見直し」を掲げ、河野氏は「グリーンイノベーション」で、「雇用規制の緩和」には全員がNOと答えた。そろそろ日本人は、希望を捨てる勇気が必...

女系天皇の何が悪いのか

自民党総裁選で、女系天皇については野田聖子氏以外の3人が反対で、一時は女系を容認した河野太郎氏まで曖昧な答に終始しているが、これはそれほど大きな問題なのだろうか。 まず憲法では天皇は単なる象徴であり、それが男だろうと女だろうと政治に影響はない。大正天皇のように健康上の問題があると困るが、愛子様には問題ない。彼女が皇室の外から夫を迎えると、その子は(男子であっても)女系天皇になるが、何も実害はない。 男系にこだわって「旧宮家の復帰」などのややこしい方法を考えるのは、「男系男子が万世一系の皇統だ」という神話を信じているからだろうが、継体天皇以前の王朝は複数あり、ウルトラマンファミリーのように血はつながっていなかった。日本書紀以降は男系が続いたことになっているが、これも明治時代に宮内省の編纂した皇統記以外に証拠はない。...

戦略が組織に従う昭和陸軍

本書は今日では陸軍についての古典といってもいいが、最初読んだときは、固有名詞がたくさん出てきて、それを覚えないとあとの話がわからなくて困った。陸軍の意思決定がすべて「**さんがいうことだから」という人間関係で決まっていたからだ。 昭和に入ってからの陸軍は...

河野太郎氏のエネルギー問題についての知識は周回遅れ

きのうの日本記者クラブの討論会は、意外に話が噛み合っていた。議論の焦点は本命とされる河野太郎氏の政策だった。 第一は彼の提案した最低保障年金が民主党政権の時代に葬られたものだという点だが、これについての岸田氏の突っ込みは的確で、消費税の増税は避けられない。河野氏の答は曖昧で「高所得者には支給しない」という程度では財源問題は解決しない。消費税を上げ、社会保険料を下げるという政策を明示すべきだ。 最大の争点は原子力だが、これについても河野氏の答は曖昧だった。特に「再エネのほうが原子力より安いということが明確になった」という認識(49:30前後)は、最近の再エネタスクフォースと同じナンセンスな話である。 続きはアゴラで

偽造された「明治ナショナリズム」

高市早苗氏を初めとする劣化保守が信じている夫婦同姓や男系の皇統などは日本古来の伝統ではなく、明治時代に偽造されたナショナリズムである。それも一つの伝統ではあるが、コモンロー的な自生的秩序ではなく、日本人の心の中には根づいていない。 天皇が尊敬の対象になったのは、そう古いことではない。江戸時代なかばまでのミカド家は貧しい公家の一つで、13世紀以降は「**天皇」という謚さえなかった。その皇統譜ができたのは1925年であり、天皇家の系図は日本書紀と同じような神話である。 天皇が国家の象徴になったのは儒学の影響だが、本来の儒学では中国の皇帝以外は「夷狄」なので、ミカド家が天皇を自称するのは僭称だった。この正統性の問題は江戸時代の儒学者の論争のテーマで、そこから生まれたのが水戸学だった。 ...

河野太郎氏の提案する「老人限定ベーシックインカム」

自民党総裁選挙で河野太郎氏が「最優先の政策」として提案している「最低保障年金」は、彼が2009年に提案した改革案と基本的には同じだ。 続きはアゴラで

核廃棄物の問題を解決する超簡単な方法

核廃棄物は全国の原発に1万8000トンあり、使用ずみ核燃料プールの75%が埋まっている。これを再処理しないとプールがあふれて原発が止まる――という話がよくあるが、これは錯覚である。 使用ずみ燃料を中間貯蔵する場所はいくらでもある。各発電所のサイト内にキャスクを置いて乾式貯蔵すればいいのだ。四国電力の伊方原発と九州電力の玄海原発では工事が始まっている。 今は最終処分までの暫定的な保管方法ということになっているが、このまま100年置いても200年置いてもかまわない。乾式貯蔵は1980年代にできた枯れた技術で、安全性は問題ない。空気が循環するだけで冷却できるので、何もしないで放置しておけばいい。 サイト内だから立地問題はなく、警備もできる。何か起こっても地上に置いてあるので、すぐ対応できる。再処理をやめたアメリカでは、原発の廃棄物はすべてこの方式で処理しているが、何の問題も起こっていない。...

河野太郎氏と石破茂氏は原子力をめぐって合意できるのか

自民党総裁選挙で、石破茂氏が河野太郎氏を支援する方向になった。これで第1回投票で河野氏が過半数をとる見通しが強まったが、2人の間には原子力と核兵器をめぐる政策で大きな違いがある。この問題はややこしいので、超簡単に解説しておこう。 続きはアゴラで

核燃料サイクルはなぜ止められないのか

アゴラにも書いたように、核燃料サイクルがビジネスとして成り立たないことは、電力会社の経営者も技術者もわかっている。役所も2004年に「19兆円の請求書」を出したときからわかっていた。それなのに、なぜ20年近く止まらないのか。 それは「使用ずみ核燃料は青森県六ヶ所...

河野太郎氏が核燃料サイクルを止めれば原子力はよみがえる

河野太郎氏の出馬会見はまるで中身がなかったが、きょうのテレビ番組で彼は「巨額の費用がかかる核燃料サイクル政策はきちんと止めるべきだ」と指摘し、「そろそろ核のゴミをどうするか、テーブルに載せて議論しなければいけない」と強調した。 青森県六ヶ所村の再処理工場は来年稼働することになっているが、河野首相になるとプラントそのものを解体することになるかもしれない。これは日本のエネルギー政策を根底からくつがえす大転換である。 続きはアゴラで

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