マネジメントと教育についてのブログ
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同級生をチクってほくそ笑む、残酷な少女たち

パリオリンピックが開幕した。 日本では、体操女子日本代表のエース・宮田笙子選手の飲酒と喫煙問題。 それに続くオリンピック出場辞退の話題がくすぶっている。   「法律とルールを破ったのだから、オリンピック出場辞退は当然であり、自業自得」なのか、 「オリンピックを目指して努力してきた若い選手に対して厳しすぎる。日本社会があまりに不寛容」なのか。 私にはよく分からない。 どちらの言い分も正しいので、要はバランスの問題なのだろう。   そんなことより私が気になったのは、誰がどのような動機でその問題を通報したのかということだった。 内部からの情報提供ということだが、オリンピック開催が目前に迫り、宮田選手も事前合宿地入りしていて、今さら選手交代(補欠選手の繰り上げ出場)もできなくなっている時期に、どうしてわざわざ?...

Mon Aug 5, 2024 14:19
「批判を仕事にする」のは、もうやめろ。

「不機嫌をまき散らす上司」と聞けば、おそらく多くの人が眉をひそめるのではないだろうか。   きっと誰にでも、心当たりがあるだろう。 イラ立ちを顔に出し、乱暴な言葉で部下をコントロールしようとする輩である。 あろうことか、指示を求め話しかける部下にまで暴言を吐き、仕事をぶち壊すような管理職も珍しくない。 こういった人がリーダーにふさわしいと考える人などいない。   にもかかわらず、このスタイルで部下を抑圧し、おかしなリーダーシップを発揮しようとする人は本当に多い。 政治家などはその典型で、怒りに満ちた顔で先鋭的に他者を攻撃することが“仕事”と考える。 マスコミもまた、長年、他者・他社を徹底的に攻撃・批判することを“オピニオンリーダーの仕事”と考え続けてきた。   しかし時代は変わり現在、多くの人はこのやり方に大きな嫌悪感と反発を持ち始めている。...

Fri Aug 2, 2024 16:18
共感を押し付けてくる人とのコミュニケーションはつらい。

あなたの好きなものはなんですか? ミスチルやサザンといったミュージシャン、ラーメンや焼肉といった食べ物、野球やサッカーといったスポーツ、いろんな答えがある。   でももし、あなたが好きなものにわたしが興味を持っていなかったら? 「ふーん、ミスチルが好きなんだ。わたしは全然聞かないな」と言ったら?   今日は「他人に共感を求めがちだけど、共感ベースで話を進めると対立が生まれる」という話です。   「そのアニメはハマらなかった」失言で怒りを買った 数年前のこと。 オンラインゲームでA君と知り合い、急速に仲良くなった。お互いタメ口で話し、2日に1回は深夜に遊ぶくらいの距離感だ。   あるときふと、アニメの話になった。 A君は、アニメ『ブラッククローバー』にハマっているのだという。...

Thu Aug 1, 2024 14:16
進み続けるためには、「失敗する機会作り」が一番大事だという話

結局のところ、「失敗体験を得る機会を、どうやって作り続けるか」が一番重要だよなあ、と思ったのです。 この記事で書きたいことは、大体以下のようなことです。   ・勉強とは、つきつめると「間違えて、それを直す」ということの繰り返しです ・普通の人は、「失敗体験」と「それに伴う修正」というステップを踏まないと、知識やノウハウが身につきません ・だから、「失敗体験をどう積むか」「失敗体験から何を導くか」というのが非常に重要です ・「失敗の適切な踏み方」「テーマや課題の選択」「間違いを直した後の整理の仕方」など、細かいノウハウはもちろんたくさんあります ・これは勉強だけではなく、仕事でも趣味でも家事でも、どんなことでも同じだと思います ・最近「年をとってもいい感じに生きるコツ」的なテーマの記事をいくつか拝読しました...

Wed Jul 31, 2024 14:17
謝罪文に見る、企業体質のおおきなちがい。

猫用のおやつ「CIAOちゅ~る」や、ツナ缶の製造などで知られる「いなば食品」。 2024年4月、SNSなどで炎上状態になったことを記憶している人は、まだまだ多いのではないだろうか。   騒動の発端は、社宅として “ボロ家”をあてがわれたとされる元新卒社員の発信だった。 また内定時に約束していた初任給も覆され、3万円ほど安い条件を入社時に示されたとされるなど、ネガティブな情報が相次ぐ。   それに追い打ちをかけたのが、同社からのプレスリリース(魚拓)だった。その内容は、各種メディアで“怪文書”と評されるなど、およそ広報担当が書いたと思えないほど稚拙なものである。 要旨、一連の騒動は全て、病気で急逝した副社長の責任であるかのように読める内容で、これが火に油を注いだ。 「間質性肺炎の急性増悪で緊急入院」...

Tue Jul 30, 2024 15:09
『メガトン級「大失敗」の世界史』を読み、人類の「やらかし」に思いを馳せる。

メガトン級「大失敗」の世界史 とてつもない失敗をやらかした時には、迷うことなく本書をお読みください。人類がどれほどヘマを繰り返し、救いようのない災いをまき散らしてきたか。 こんな宣伝文句を見て、おれは『メガトン級「大失敗」の世界史』という本を手に取った。 メガトン級「大失敗」の世界史 (河出文庫)   原題は「HUMANS:A Brief History of How We F*cked It All Up」というらしい。 おれは英語圏の四文字言葉の感覚はわからない。いずれにせよ、ヒューマンズの話である。われわれ人類はどれだけ大きな失敗をやらかしてきたのか。   失敗は大きく二つにわかれる。人類の人類に対する失敗、人類の自然環境に対する失敗。 前者については専制君主の失敗、民主主義の失敗、戦争の失敗、植民地の失敗、外交の失敗、テクノロジーの失敗……とある。...

Mon Jul 29, 2024 15:02

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