読書猿Classic: between / beyond readers - RSS Feed

メールマガジン「読書猿」で紹介した本を虫干しします

Latest articles

「『生』の読み方は沢山あるが『死』の読み方は1つしかない」というインターネット・ミームについて

時折、「生という漢字の読み方は沢山(100以上、150以上)あるが、死の読み方は1つしかない」といったうんちくをSNSなどで目にすることがある。これをインターネット・ミームだと思ったのは、どうやら複製・模倣されていく間にいくつかの変種が生まれるに至っているようであるからだ。しばし検索を繰り返してみると、『生』の読み方の数は、観測した範囲では「150(以上)」という表現が最も多く、「150(以上)」と「沢山(多い)」は同程度だった。一方で変化していない部分もある。それは、様々な変種はあってもそれらが同じミームだと同定できる決め手となる「死の読み方は1つしかない」というフレーズである。 「生き方は様々でも、死ねばみな同じだ」などの死生観を乗せやすいために、講演のつかみなどでも用いられるようになっている、という。しかし、これがインターネットを通じて広まったものと断定するのは難しい。手近なところで、Google...

無知くんと親父さんの対話・番外編「独学者は独善に陥るしかないのか」

無知:たのもう、たのもう。 親父:なんだ、騒々しい。また、おまえか。 無知:独学なんかしても独善に陥るだけだといじめられました。なんとかしてください。 親父:その話題は『独学大全』の対話11(418頁以降)で既に取り上げてるだろう。 無知:そこをもう一声お願いします。やっぱり独学は独善は避けられないんでしょうか。 親父:そうだな。おれたちの知識も認知能力も有限だ。すべてを知ることは不可能だし、どれだけ学んでも、知らないことすら気付けない未知の領域はいくらでもある。 無知:とほほ。これからはひっそり日陰者として生きていきます。 親父:賢明だな。まあ、あまりバカなことをしでかさないように、自戒するための注意点ならいくつかある。無知:そういうのを先に言ってください。なんですか? 親父:まず第一に、専門家をバカにするようになったら、悪い筋に陥ってると思っていい。「自分は専門家が気付いてないことに気付いてる」、「専門家のような視野狭窄に陥ってない」な...

『独学大全』についてメディアでの紹介一覧2020年版

読書猿です。2020年は3年かかった新著『独学大全』を上梓することができました。幸いにも、誰も予想しなかったほどの反響を得ることができ、様々なメディア等でとりあげていただきました。おかげで、これまで読書猿をご存じなかった方にも拙書を知っていただくことができました。お礼申し上げるとともに、ご紹介させていただきます。(遺漏がありましたら、お教えください)。2021年も年頭よりお目にかかると思います。引き続き、よろしくお願いいたします。それでは2021年が皆様にとって新たな学びの年となりますように読書猿新聞 読売新聞 2020年10月11日(日) 「読書情報」欄、書評 日経新聞 2020年11月7日(土) ベストセラーの裏側読売新聞(夕刊) 2020年11月9日(月) 「ひらづみ」欄、友田健太郎氏が書評 産経新聞 2020年12月5日(土) 話題の本 雑誌UOMO...

『独学大全』年末企画のお知らせ(その2)「#みんなの独学大全」プレゼントキャンペーン

著者の読書猿です。9/29発売の新著『独学大全』ですが、おかげさまで11/25の時点で刊行から2ヶ月を待たず7刷が決定となり累計で100,000部に達しました。ひとえに皆様のご支援のおかげです。厚くお礼申し上げます。10万部達成感謝企画として、ネットを通じて世界中どこにいても参加できる企画をご用意しました。『独学大全』のノベルティグッズをつくります。 『独学大全』という書物の性質をかんがみて、作成段階から読者の皆さんにご参加いただきたいと考えました。あなたが選んだ金言がしおりになる10万部突破記念!「#みんなの独学大全」プレゼントキャンペーンを開催します【12/28-1/11】。しおりには、読者のみなさんが選んだ『独学大全』からの引用した言葉を盛り込みたいと思っています。 つきましては、この言葉を入れてほしいというフレーズや一文を募集し、募集された言葉に投票していただき、栞にする『独学大全』の言葉を決定したいと思います。...

『独学大全』年末企画のお知らせ(その1)

ありがとうございます。著者の読書猿です。9/29発売の新著『独学大全』ですが、おかげさまで11/25の時点で刊行から2ヶ月を待たず7刷が決定となり累計で100,000部に達しました。ひとえに皆様のご支援のおかげです。厚くお礼申し上げます。『独学大全』10万部への軌跡初版9000部9/29 発売日、2刷決定+11000部 累計20000部10/7 3刷決定+10000部 累計30000部10/19 4刷決定+20000部 累計50000部10/21電子書籍配信開始10/29 5刷決定+10000部 累計60000部11/9 6刷決定+15000部 累計75000部11/25 7刷決定+25000部 累計100000部予想を遥かに超える反響に、品切れ品薄などでご迷惑をおかけしました。ようやく供給が追いついてきたところ、ちょうど年末年始となり、新年の計に新たな学びを選ばれる方もおられるかと存じます。この機に、ようやく様々な企画の準備が整いましたので、告知させていただきます。1....

『アイデア大全』の書かれなかった後書き/フォレスト出版編集石黒氏への返歌(アンサーソング)

先日、読書猿の最初とその次の著作、アイデア大全と問題解決大全を担当していただいたフォレスト出版の編集者石黒氏から、先に次のような素晴らしいエールをいただいた。祝『独学大全』出版記念 読書猿さんについて知っていることを私なりに伝えます。https://note.com/forestpub/n/n6fdef7d27d74そのおかげもあって、新著『独学大全』は思ってもなかったほどの順調な滑り出しである。せめてもの返礼として、私の記憶する限りの『アイデア大全』の誕生秘話を書いてみたい。これは、いつか約束したことメイキングであるのと同時に、書けなかった『アイデア大全』の後書きでもある。というのは、『アイデア大全』の成立に最初から最後まで、八面六臂の活躍をしていただいた石黒氏に対して、読書猿の最初の本の末尾で感謝の念を呈したいという申し出をしたところ彼はこう言って断ったのだ。「そんなスペースがあるのなら、最後の一行まで読者のために使ってください。」このとき私は、石黒氏の「編集者たるもの黒子たるべし」というポリシーと矜持をみたように思ったので、この言葉に従った。こうして『アイデア大全』と『問題解決大全』は後書きのない書籍となったのである。さて、先の...

『独学大全』に関するよくある質問とその答え

『独学大全』という本を書きました。紙の本は2020年9月29日刊後2週間で3刷3万部となりました。電子書籍は10月21日配信予定です。タイトル:独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法著  者:読書猿発  行:ダイヤモンド社判  型:A5変型判分  量:788ページ価  格:2,800円+税ISBN:9784478108536発売予定:2020年9月29日(書籍)     2020年10月21日(電子書籍)今回は、刊行後、『独学大全』について寄せられたご質問その他にお答えしたいと思います。A.買えません0.『独学大全』はなぜこんなに品切ればかりなのですか?提供する側の想定や意思決定を上回るスピードで本が売れているから(ありがとうございます)、というしかありません。通常、版元は、どれだけ売れても店頭からその書籍がなくならないように細心の注意を払い、最大の努力をします。というのも、書店に並んでいること自体が書籍にとって大きな宣伝効果があり、しかもその宣伝は(何しろ現物が目の前にあるので)購入機会と隣接しています。せっかく売れているのに品切れになってしまうと、これらのメリットをごっそり失うことになるからです。品切れ...

読書猿 著『独学大全』ダイヤモンド社より9/29刊行します

『独学大全』という本を書きました。2020年9月29日、ダイヤモンド社から刊行します(電子書籍は10月21日配信予定です)。タイトル:独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法著  者:読書猿発  行:ダイヤモンド社判  型:A5変型判分  量:788ページ価  格:2,800円+税ISBN:9784478108536発売予定:2020年9月29日(書籍)     2020年10月21日(電子書籍) 独学に必要と思われる、ほぼすべての技術を盛り込むために、自分が過去に書いたものを含めて、古典文献からSNS上での発言にいたるまで幅広く渉猟しました。 こうして集めた先人の知見を55の技法にまとめ、「何故学ぶのか」(動機付けと継続に関する技法)、「何を学ぶのか」(学習資源と資料を探し出し吟味する技法)、「どのように学ぶのか」(読み、記憶し、理解するための技法)の3部構成に配しました。 付録の第4部では、独学を学ぶ基礎となる、母語(国語)、外国語、数学を学ぶことを扱い、この本で紹介した技法をどのように組み合わせて独学を進めていくかの事例を示しています。 前々作『アイデア大全』、前作『問題解決大全』と同様、ハウツー(やり...

探しものがはかどる検索エンジンDuckDuckGo、NDC順Bangリスト

 DuckDuckGo(https://duckduckgo.com)はプライバシーの保護に重きを置いている検索エンジンのひとつである。 特筆すべきは、Bangという機能があって、探しものがとてもはかどる。 たとえば「!a 図書館」(ビックリマーク+アルファベットのa+スペース+検索語)と入力するとAmazonを検索してくれる。 こんな風に「!+何か」 で特定のサイトのみの検索ができる機能がBangである。 検索エンジンが使えなくなった(クズみたいなサイトが上位に来て、欲しい情報が見つからない等)と言われて久しいが、探すべきサイトにダイレクトで検索することで、この問題のかなりの部分が解決する。よく使いそうなのは ! (キーワード) 最初の検索結果へ直接ジャンプ !i イメージ検索 !m 地図検索 !n ニュース検索 !v 動画検索 !w ウィキペディア検索 !pdf...

自宅でここまでできる→日本史史料の探し方/集め方(増補しました)

 我々は直接に過去を知ることはできない。 人間の行動や思考が残したさまざまな痕跡を手がかりに、過去を再構成する以外にそれを知る術を持たない。 そのようにして再構成された過去を歴史といい、再編成の手がかりとした痕跡を史料という。 もとより人が残した痕跡は〈書かれたもの〉に限らないが、古文書、古記録をはじめとする文献史料は、長きにわたって史料のなかでとくに優越した地位を占めてきた。 以前は限られた人しか見ることができなかった文献史料が、一部ではあるが歴史資料集として編纂され、刊行物として活字化されることを経て、多くの人が見ることができるようになった。 加えて近年、そうした刊行物はインターネット上で誰でも検索/参照できるようになっている。 以下では、自宅で誰でも(基本的に)無料でアクセス可能な歴史史料を紹介する。 ここで紹介する歴史資料集は、大きく2つに分けることができる。A.ひとつは各文書・記録から記述を抜き出し、ばらして歴史順に編纂し直したもの(例:『大日本史料』)、B.もうひとつは、それぞれ独自のタイトルのついた史料をまるごと集め、そのままに収めた叢書(例:『群書類従』)である。A.編年による史料集◯『大日本史料』...

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